今年からできた補助金で1兆円以上の予算がでているものです。売上減少している企業に新しい事業を構築するための補助金になります。要件をご説明します。

要件

① 申請前の直近6か月間のうち、任意の3か月の合計売上高が、コロナ以前(2019年又は2020年1~3月)の同3か月の合計売上高と比較して10%以上減少している。

具体的には 4月に申請する企業のかたは 3月から10月までの6ケ月で任意の3ケ月を選びます。継続していることは必要ありません。

2019年1月~12月又は2020年1月~3月の同3か月とします。同月の合計金額と比較します。

申請が4月の場合の比較例

事業による売上(収入)金額
2020年12月 1,200,000円
2021年1月 1,500,000円
2021年3月 1,300,000円
合計 4,000,000円

2019年1月~12月又は2020年1月~3月の同3か月

事業による売上(収入)金額
2019年12月 2,200,000円
2020年1月 1,500,000円
2020年3月 2,300,000円
合計 6,000,000円

合計で比較すると
4,000,000円≦6,000,000円×90%=5,400,000円

② ただし 新型コロナウイルス感染症の影響によらない売上の減少は、対象外です。

補助金種類

中小企業

通常枠: 補助額 100万円~6,000万円 補助率 2/3
卒業枠: 補助額 6,000万円超~1億円 補助率 2/3

卒業枠とは400社限定。事業計画期間内に、①組織再編、②新規設備投資、③グローバル展開のいずれかにより、資本金又は従業員を増やし、中小企業から中堅企業へ成長する事業者向けの特別枠です。

中堅企業

通常枠: 補助額 100万円~8,000万円 補助率 1/2 (4,000万円超は1/3)
グローバルV字回復枠: 補助額 8,000万円超~1億円 補助率 1/2

卒業枠とは 400社限定。事業計画期間内に、①組織再編、②新規設備投資、③グローバル展開のいずれかにより、資本金又は従業員を増やし、中小企業から中堅企業へ成長する事業者向けの特別枠。

グローバルV字回復枠とは

100社限定。以下の要件を全て満たす中堅企業向けの特別枠。

① 直前6か月間のうち任意の3か月の合計売上高がコロナ以前の同3か月の合計売上高と比較して、15%以上減少している中堅企業。

② 補助事業終了後3~5年で付加価値額又は従業員一人当たり付加価値額の年率5.0%以上増加達成を見込む事業計画を策定すること。

③ グローバル展開を果たす事業であること。

申請順番

申請は電子申請のみです。必ず GビズのIDが必要です。いままでは 印鑑証明書を送って3週間から4週間発行にかかりましたが、暫定Gビズ(即日発行)がありますので、すぐに発行してもらいましょう。

GビズID取得しましたら入力可能になります。

ご自身で入力できるところは、どんどん入力しましょう。

つぎに認定支援機関にご相談ください。認定支援機械は金融機関や税理士事務所等で登録されている機関です。

当事務所も登録済です。

当事務所でのサポート体制

(ア) 認定のみプラン

ご自身で作成したプランを認定します。

(イ) 事業プラン作成サポート

事業再構築のプランを作成するサポートは当事務所の高山(ITコーディネータ)が専門家としてサポートします。

サポート料金はお見積りします。お問合せフォームでご連絡ください。

見積例:専門家報酬は4万円×日数です。事業規模と計画内容によりますが、中小零細企業のかたへの成功報酬は当面とらない予定です。(作業内容によります)

すでに原案ができている場合は2日程度で終わるとおもいます。(規模により変わります)

専門家報酬(ITコーディネータ)は補助金経費として補助対象経費になります。
たとえば 2日見積の場合は 8万円のうち2/3が補助対象なので補助金採択企業の実質負担は13,333円になります。

当事務所で代行して作成するものではありません。ご自身で作成できるようにアドバイスするものです。

ZOOMによる有料相談のみも行っています。メールでお問合せください。

計画作成後は認定支援機関の確認が必要です

(ウ) 確認のみの報酬は3万円
(エ) 上記2の②事業サポート申込者の認定料は無料です。認定料は事業サポートの費用に含まれています。

売上減少要件に合致しない方にお勧めの補助金は

(オ) ものづくり補助金
(カ) 小規模持続化補助金

新規設立のかたへの補助金をご希望のかたは

(キ) 小規模持続化補助金
(ク) キャリアアップ補助金
(ケ) そのほか

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