今年の10月に法案が提出されますが、いままで留学生が起業して経営管理ビザへの変更が不可能だったものが、可能になります。
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外国人留学生の起業のビザ(現在)
留学生が起業するには経営管理ビザが必要になります。そのためには、学校を卒業するか、いったん母国に帰りビザの取り直しになります。
当事務所でも留学生から起業したいという相談はたくさん受けますが、事業の内容と同時に学校を辞めざるをえなくなり、最終的には学校を卒業してからのほうがいいという選択をするかたも多いです。
さらに現在は経営管理ビザの申請から取得まで8ケ月から長い人は1年など長期に時間がかかるのです。
学校に行きながら起業できるといいのではと思っていました。
外国人留学生の起業のビザ(将来)
10月に法案提出なので、いつからとははっきりいえませんが、この改正案が成立すれば、国家戦略特区内での留学生は帰国せずに経営管理ビザに切り替えが可能です。
国家戦略特区とは
「国家戦略特区」は、“世界で一番ビジネスをしやすい環境”を作ることを目的に、地域や分野を限定することで、大胆な規制・制度の緩和や税制面の優遇を行う規制改革制度です。 平成25年度に関連する法律が制定され、平成26年5月に最初の区域が指定されました。
日本全体の詳細は首相官邸ホームページをご覧ください。
しかし いままでは留学生からの在留資格変更が難しいため簡単には在学中から起業ができなかったです。
経営管理ビザとは
外国人が日本で起業する場合のビザで以前は投資ビザとよばれていました。
大きな要件は
1、事業所が日本にある
2、資本金500万円以上
法案の提出を見守り施行(実施)に合わせて、留学生の経営管理ビザ取得をサポートしていきます。