建設業許可・経営事項審査申請手続の電子化ができるようになります
目次
現状は
建設業許可、経営事項審査(経営規模等評価)の申請については 書類での申請のみです。
正本、副本、確認資料を印刷して申請します。最近は押印がなくなったためすこし便利にはなりました。
今後の方針
建設業許可・経営事項審査について、 遅くとも令和4年度までに電子申請システムを運用開始されるようです。本年は令和3年なので、来年の予定だそうです。
下記のような決定がされました。
経済財政運営と改革の基本方針2020 (令和2年7月17日閣議決定)
「建設業許可の電子申請化など関係手続のリモート化を進める」
規制改革実施計画(令和2年7月17日閣議決定)
「経営事項審査申請について、早期のオンライン化を実現するとともに、オンライン化に当たっては、BPRを徹底して、申請書類の簡素化、ワンスオンリーの徹底等を行い、行政手続コストの更なる削減を実現する。【令和4年度中措置】」
今後の電子申請の流れ(予定)
ユーザ認証方法
申請者側:経済産業省提供の認証サービスである「GビズID」による認証を行います。
許可行政庁側:本電子申請システムにて発行するID/PWによる認証を行います。
代理申請のしかた
代理人・申請者ともにgBizIDプライムアカウントを利用し、gBizIDの「委任機能」を用いて代理申請を行います。
電子申請システムにおいて、委任状を作成することにより、具体的な申請手続き単位での代理申請を行います。
行政書士も代理人として電子で申請できますので、便利になりそうですね。
まとめ
いままで、申請は紙でしたので、いつぐらいに電子化されるのかと思っていましたが、来年の予定なので、電子申請ができるようになるのが楽しみです。
現状でも行政書士の委任状の押印のみで新規の建設業の申請ができるようになり、とても書類作成が早くできるようになりました。電子化になるとさらに効率的にできるようになるでしょう。